中日は2試合連続、今季33度目の逆転負けを喫した。井上一樹監督(55)は「宏斗が最高級のピッチングをしていただけに、勝たなきゃいけない試合だったと思います」と唇をかんだ。

後半戦絶好調の高橋宏斗投手(23)は7回2死まで完全投球を続け、8回先頭の佐野に初安打を許すまでノーヒットノーランの快投。打線もドラフト6位ルーキーの花田が4回に先制ソロ、6回には石川昂の中犠飛で追加点を挙げ、2点をリードしていた。

だが、8回に暗転。球数100球目で佐野にこの日初安打を許した直後、高橋宏が右手を気にするしぐさを見せた。治療を受けて再びマウンドに戻ったものの、投球練習でボールが高めに浮くなど異変が見られ、降板。無死一塁から登板した吉田聖弥投手(24)は犠打の1死のみで、1安打と四球を許して降板。なおも1死満塁から3番手の斎藤にスイッチした。斎藤は代打宮下を空振り三振に仕留めたが、2死満塁から度会に右前適時打を許して同点。続く牧には前進守備の中堅手の頭上を越える中堅フェンス直撃の2点適時打を浴び、逆転を許した。斎藤は「チームや宏斗に申し訳ない」とコメント。

高橋宏は試合後、右前腕をつったための緊急降板だったと説明。井上監督は次回登板について、状態を見ながら判断する考えを示した。

降板後に救援陣が打たれて逆転負けとなったが、高橋宏は「あそこはすべて僕の責任だと思いますし、あの回にいく投手が本当に苦しいのはわかっています。打たれたところがピックアップされると思うんですけど、すべて僕が招いたミスだったかなと思います」と責任を感じていた。

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