プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者の寺地拳四朗(34=BMB)が、統一戦の年内実現を希望した。同級4位イスラエル・ゴンサレス(29=メキシコ)との同級王座決定戦(20日、東京・両国国技館)に判定勝利を収めて日本人8人目の3階級制覇を達成。一夜明けた21日、都内での会見で「統一戦をなるべく早くやりたい。年内だとありがたい」と語った。

ライトフライ級とフライ級でWBAとWBCを統一している寺地は、あらためてスーパーフライ級での王座統一を目標に掲げた。「3階級制覇は(ボクシング人生の)最終章のスタート。ここから王座を統一できればいい」。今回のベルトは日本人として誰も達成していない“3階級での2団体以上の王座統一”に挑戦する免罪符でもあった。

25年7月にリカルド・サンドバル(米国)に判定負けを喫して、フライ級の世界統一王座から陥落。昨年12月にはサウジアラビア・リヤド興行で当時のIBF世界スーパーフライ級王者ウィリバリド・ガルシア(メキシコ)に挑戦するはずだったが、前日計量後に王者が体調を崩したとして試合中止。苦難を乗り越えて巻いた1年ぶりのベルトに「うれしいけど、ホッとしたのが一番大きい」と振り返った。

階級を上げたが、右強打一発でダウンを奪うなどパンチ力は健在。「効いたのは分かった。パンチをまとめるのはうまくいかなかった」と寺地。パワーや耐久力の差も「それは感じなかった」と、新たな階級で歴史をつくる手応えをつかんだようだった。