新日本プロレスにニューヒーローが誕生した。ニュージャパンカップ決勝で、初出場の飯伏幸太(32)が、4度目の優勝を目指した後藤洋央紀を破り、初優勝した。試合後、3大ベルトのうち、IWGPヘビー級王座挑戦を表明。4月5日の両国国技館大会で、同王者AJスタイルズとのタイトル戦が決まった。
飯伏はリング上で涙した。フェニックススプラッシュで4度目の優勝をねらった後藤に劇的勝利。11歳からあこがれ続けた新日本で念願のタイトルを獲得した。「初めてヘビー級で結果を残せた。本当にうれしいです」と、声を詰まらせた。
昨年夏のG1クライマックスを脳振とうによる体調不良で欠場。その後、戦いの場をジュニアからヘビー級に移した。1・4東京ドームの中邑戦で高評価を得、テレビのバラエティー番組では、今年ブレークしそうな期待のレスラーに選ばれるなど、人気・知名度急上昇中だ。
優勝で得た500万円を「産んでくれた両親に贈りたい」と口にした。実は、父六男さん(享年68)は、13年に脳梗塞で他界。それでも、新日本での活躍を期待してくれた亡き父への感謝は忘れていない。4・5国技館でのAJスタイルズ戦へ向け「あこがれのベルト。でも絶対負けない」と負けん気ものぞかせた。

