「K-1 WGP 2016」(4月24日、東京・代々木第2体育館、日刊スポーツ新聞社後援)で、55キロ世界王者・武尊(24=K-1ジム・チームドラゴン)が、元ムエタイ王者のヨーセンチャイ・ソー.ソーピット(タイ)と対戦する。

 3月大会の一夜明け会見が5日、都内で行われ、K-1実行委員会が発表した。

 ヨーセンチャイは元タイ国プロムエタイ協会スーパー・フライ級王者で、60戦以上のキャリアを誇る。前田憲作プロデューサーは「K-1のリングなので組む選手ではなく、パンチと蹴りで戦える選手、実績がある選手を選んだ。ムエタイはミドル・ヒザ蹴り・前蹴りが強いのはあたりまえで、ヨーセンチャイ選手はパンチも出来るところに目をつけた」と、ムエタイの多彩な蹴り技とハードパンチ対決に期待した。

 強豪ムエタイ戦士との念願の1戦が決まった武尊は「やっと来たなって感じで、モチベーションがすごく上がっている。ずっとタイ人と対戦したいと言っていたからには、K-1最強をアピールするためにぶっ倒したい」と早くもKO宣言した。

 そして、武尊はヨーセンチャイの試合映像について「蹴りは日本人や他の国の選手に見られないスピードと切れがあるので、それは警戒しなきゃいけない」とする一方、「僕はK-1で倒しに行くスタイルを確立しているので、今回もそのスタイルで絶対にぶっ倒しにいこうと思う」と戦い方を変えずに突き進む構えを見せた。