IWGPインターコンチネンタル王者の内藤哲也(34)が初防衛に成功した。挑戦者ジェイ・リーサル(31)の猛攻に耐え、最後はデスティーノで一発逆転、フォール勝ちした。

 試合後は、お決まりの独壇場。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのリーダーとして、お決まりのマイクパフォーマンスに入ろうとした時、棚橋弘至(39)がリングに現れ、来年1月4日の東京ドーム大会での挑戦者として名乗りを上げた。

 棚橋は「オレが歩く道は東京ドームに続いている。棚橋になれなかった男、内藤! 皮肉だけど、オマエはオレの最後の希望だ」。7年連続して東京ドーム大会のメインを張ることに執念を燃やす“元エース”の対戦要求だったが、内藤は言い分をすべて聞いた上で、半ば透かしながら受け止めた。

 「棚橋、今、プロレス界で最も神ってる男がわかるか? そんなにオレに構ってほしいか? そこまで言うなら、受けて立ちましょう。でも、で~も、あなたが浮上することは2度とない!」とピシャリ。「棚橋選手、さっさと帰ってください。ここにいるお客さんはアナタのマイクを聞きたいんじゃない。私のマイクパフォーマンスを楽しみにしてるんですから」と、最後は邪魔者扱いし、追い払ってみせた。