UFCライトヘビー級タイトルマッチ5分5回は、挑戦者で前王者のジョン・ジョーンズ(30=米国)が王座に返り咲いた。王者のダニエル・コーミエ(38=米国)を3回3分1秒、TKOで下した。

 再びUFCベルトを巻いたジョーンズは「信じられない。みんなに感謝する。ありがとう。俺のことを嫌いな人にも否定的な人にも、皆に感謝しているし、みんなのことを愛している」と感謝の言葉を口にした。

 過去、激しい口論や殴り合いも経験してきたライバルのコーミエに向け「この場を借りてダニエルに感謝を伝えたい。一番のライバルであり、俺のモチベーションを高めてくれる相手。彼は真の王者だった残念なことに、俺たちは敵同士だったけど、彼は彼の人生において一生涯、真の王者であり続ける」とエールを送った。

 ジョーンズは11年3月に史上最年少となる23歳8カ月でUFCベルトを獲得した。将来の看板スター選手として期待されながら、禁止薬物やひき逃げの交通事故などを起こし、15年と16年に2度も王座をはく奪され、出場停止処分を受けていた。