大仁田厚(60)が1日、都内の闘道館で10月31日の「大仁田厚ファイナル後楽園ホール大会」一夜明け会見を開き、プロレスラー引退を受け、早くもドラマ出演のオファーがあったと明かした。

 大仁田は、某民放キー局のドラマと思われるタイトルを口走った上で「ドラマとか…正月特番の話が来たんですけど、あまり…。時間的に、やれないなぁと思って。(出演は)ないです」と明かした。

 プロレスラーに加え、タレント、俳優としての顔も持ち、1996年(平8)には、竹中直人主演のNHK大河ドラマ「秀吉」に蜂須賀小六役で出演するなど、ドラマへの出演経験がある。

 12月3日に東京・新木場1st RINGで開催する「大仁田反省会」のタイトルも、日本テレビ系「有吉反省会」(土曜午後11時半)からパクったものだと認め、「大仁田厚ファイナル後楽園ホール大会」を観戦に訪れた、有吉らが所属する芸能事務所・太田プロの関係者に話をし「黙認」という形でタイトルにした。

 発言力、異色のキャラクターなどタレント性が高い上、数多くの大物芸能人との親交も深く、芸能界とのパイプは太いだけに、プロレスラー引退を受けて今後、さまざまなオファーの可能性がある。

 今後の肩書について聞かれると、「無ショク…職じゃなく色。無色なんですよ」と強調した。

 大仁田 60歳にして、無色…今、無職の気持ちは、よく分かるよ。自分の中で真っ白け…画用紙に、どういう絵を描くかで、人生が決まってくる。すばらしい人生じゃないですか? 大仁田厚が、どう生きていくか…。あなたの職業は? と聞かれたら…無色と答えますよ。

 大仁田は「人生、どこに進むかが分からないから面白い」と言い、笑い飛ばした。【村上幸将】