新日本プロレス大阪大会が5日、エディオンアリーナ大阪で行われ、IWGPインターコンチネンタル王者棚橋弘至(40)が挑戦者飯伏幸太(35)を29分26秒の激闘の末に退け、3度目の防衛に成功した。

 自分を「神」とあがめる飯伏に8月G1クライマックスでシングル初白星を許したが、この日は厳しい攻めに終始。右膝狙いでドラゴン・スクリューを連発。最後は壮絶な打撃戦のスキを突き、ドラゴン・スープレックスからハイフライフロー2連発で仕留めた。

 オカダ、内藤という“2トップ”以上に潜在能力を認めながら、結果を出し切れない後輩に試合後、リングで「覚悟はあるのか?」と発奮を迫った。その後は海外遠征から凱旋(がいせん)したジェイ・ホワイト(25)に急襲、リングで大の字にされる一幕も…。狙われる立場の“エース”には一息つくひまもない。【加藤裕一】