UFCフェザー級王者マックス・ホロウェイ(25=米国)が初防衛に成功した。同級タイトルマッチ5分5回で、同級1位の元王者ジョゼ・アルド(31=ブラジル)の挑戦を受け、3回51秒、TKO勝利を飾った。

 終始、ホロウェイはオクタゴンでリラックスしていた。無駄な力が抜けた軽快な動き。常にペースを握り、挑戦者のアルドに強打を浴びせた。3回、スピード感のある打撃をヒットさせ、寝技に持ち込んだアルドの上になり、マウントポジションから鉄ついをふり下ろすと、そのままレフェリーストップ。フェザー級で一時代を築いた元王者に完勝し、12連勝で初防衛に成功した。

 ホロウェイは「アルドに心からのリスペクトをしたい。とてつもないテクニシャンだけど、新しいものが始まったんだ。彼を苦しめられたと思う。自分の仕事を果たしたまでだ」と王者の風格を漂わせた。

 当初の挑戦者は、同級3位フランク・エドガー(36=米国)だったが、試合3週間前に負傷欠場が決定。代役として、今年6月のUFC212大会(ブラジル)で対戦したばかりのアルドに変更となっていた。