WWEヘビー級王者AJスタイルズ(40)が1対2のハンディキャップ王座戦で防衛に成功した。はぐれコンビのケビン・オーエンズ(33)、サミ・ゼイン(33)の2人を挑戦者に迎え、オーエンズから3カウントを奪った。「オレたちは次期共同WWEヘビー級王者だ」と勝利宣言したオーエンズ、ゼインによる心理戦に対し、王者は冷静に対処した。

 短時間でのタッチで、交代を繰り返すイライラな展開を演出した挑戦者2人。ペースを崩された形となったAJスタイルズだが、フェノメナル・フォアアームをゼインに決めると勢いづいた。さらにゼインを抱え上げて場外に落とした後、ポップアップパワーボムを狙ったオーエンズをカサドーラで丸め込んでフォール勝ち。試合後、挑戦者2人からジャッジのクレームが入ったものの、判定は覆ることなく、王者の王座防衛となった

 ロイヤルランブル戦で初出場初優勝を飾り、王座挑戦権を得た中邑真輔(37)から指名を受け、4月8日、レッスルマニア34大会(米ニューオーリンズ)では、ロイヤルランブル戦で中邑との防衛戦に臨む。