右ヒザ負傷で戦線離脱していた新日本プロレスのエース棚橋弘至(41)が26日に都内で会見し、3月9日開幕のニュージャパンカップから復帰することを発表した。1月27日の北海きたえーる大会でIWGPインターコンチネンタル王者として5度目の防衛戦に臨んだが、挑戦者の鈴木みのる(49)に右ヒザを破壊されてレフェリーストップによる敗退を喫した後、試合欠場していた。

 変形ヒザ関節症と診断されながらも、わずか1カ月強でのカムバックとなる。離脱期間中、両ひざの負担を軽減するため体重も100キロジャストにキープし「攻めのリハビリをしてきた」とキッパリ。「見切り発車ではなくて、いけるという手応えを感じている。その手応えは100%です」と自ら太鼓判を押した。

 ニュージャパンカップの出場選手と組み合わせも同日に発表され、棚橋は3月10日の愛知大会でヘビー級に転向したタイチ(37)との1回戦を迎える。「けっこうバッサリいくかもしれないですね。付き合うつもりはない」と不敵な笑み。優勝者は4月1日の両国大会での王座挑戦権を獲得できる。「出場を決めたからには優勝」と、誰よりもベルトの似合う男が頂点を見据えていた。