プロボクシングで日本初の世界主要4団体制覇を果たし、アマチュアとして2020年東京五輪出場を目指す高山勝成(34=名古屋産大)が7日、参議院議員会館で日本オリンピック委員会(JOC)副会長の橋本聖子参院議員を表敬訪問し、自身のアマ登録を求める約2万5000人分の署名が入ったデータを提出した。

 国際ボクシング協会(AIBA)は16年リオデジャネイロ五輪からプロ選手の出場を全面的に解禁したが、日本連盟はプロ経験者の試合出場を認めておらず、高山選手のアマ登録申請は受理されていない。約30分間の会談で橋本議員は「これからも活動に注目し、できる限りのことはしていきたい」と語ったという。高山選手は「最終目標の東京五輪出場に向けて、ベストを尽くして戦っていきたい」と話した。

 7日午後には大阪市の日本連盟を訪れ、署名の原本とアマ登録申請書を提出する予定。