16日に開催されるIQレスラー桜庭和志(48)が立ち上げたチーム対抗(5対5)のグラップリング(打撃なし)新格闘技大会QUINTET2大会(東京・大田区総合体育館)に出場する桜庭率いるチームSAKURABA(仮)メンバーが5日までに発表された。桜庭、所英男、中村大介、ユン・ドンシク(韓国)、ハイサム・リダ(ガーナ)の5人に決まった。

 4月のQUINTET1大会では桜庭のチームにジョシュ・バーネット、マルコス・ソウザが加入していたが、両選手ともに試合スケジュールの関係で参戦が見送られていた。以前からドンシクと一緒に練習するなど旧知の友に直接連絡を入れてチーム加入を依頼した桜庭は「ユンしかいないかなと思って。差し入れにキムチをお願いします」とジョーク交じりに大きな期待を寄せた。

 またリダは6月のQUINTETファイトナイト1大会で優勝したチームCARPE DIEMのメンバー。196センチ、95キロで、バーネットの代わる大型選手となる。ハイサムは「桜庭のファンだったんですけど、一緒に戦えるなんて考えられなかったので、このチャンスをものにしたい」と意気込んだ。

 これでチームSAKURABAをはじめ、08年北京五輪柔道男子100キロ超級金メダルの総合格闘家石井慧率いるチームVAGABOND、スチュアート・クーパー(英国)がエースのタイガー・ムエタイ、エディ・ブラボー(米国)が主宰する10th Planet jiu-Jitsuの出場計4チームのメンバーが出そろった。なお1回戦の組み合わせは後日発表される。