IBF世界スーパーミドル級王者カレブ・プラント(29=米国)がプロ初黒星を喫し、王座陥落した。人気スターの3団体(WBAスーパー、WBC、WBO)統一同級王者サウル・アルバレス(31=メキシコ)と4つのベルトを懸けて拳を交えたが、11回1分5秒、レフェリーストップによるTKO負け。これでIBF王座4度目の防衛に失敗し、通算戦績は21勝(11KO)1敗となった。
戦前の下馬評を覆せなかったプラントは試合後、念のためにラスベガス市内の病院に直行し、会見には出席しなかった。14センチ高い身長の体格差、独特なL字ガードも駆使しながら高速ジャブ、ステップワークを武器にペースを握ったようにも見えたが、アルバレスのボディー打ちで体力が削られ、11回に左フックからの右アッパーで1度目のダウン。さらにロープ際に追い詰められ、右ストレートを側頭部に被弾してキャンバスに倒れこんだ。
14年5月にプロデビューしたプラントは15年、恋人との間に誕生した娘アリアが呼吸器感染症のために生後19カ月で死去。さらに19年1月にIBF世界同級王座獲得後、母ベスさんが警察官に誤って射殺される悲劇も味わった。同年10月に結婚したPBCリポーターの妻ジョーダンさんに支えられながら、IBF王者として頂点を走ってきたが、アルバレスに止められた。

