また、勝負がつかなかった。IWGPジュニアヘビー級王座次期挑戦者の高橋ヒロム(32)が、来年1月4日に行われる選手権試合の前哨戦で、現王者エル・デスペラードと引き分けた。

メインイベントのタッグマッチでBUSHIと組み、DOUKI、デスペラード組と対戦。お互いに先発でぶつかり合い、パートナーのアシストで、最終盤も1対1の決戦となった。シットダウン式パワーボムを決めれば、ロコ・モノを決められるなど、大技の応酬で1歩も譲らず。最後は首固めで丸め込んで決着を狙ったが、1カウントを取ったところで30分試合終了のゴング。痛み分けに終わった。

先月21日に行われたベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)公式戦のシングルマッチでも、互いに必殺技を決めきれず、30分時間切れ引きわけ。同様の展開に、「4日に勝つのは俺だ!」と唇をかんだ。

15日に閉幕したBOSJでは、史上2人目の連覇、3人目の3度目の優勝を達成した。それでも、足りないものがある。2月に左大胸筋完全断裂の大ケガにより返上したジュニアのベルトは、デスペラード、イーグルス、デスペラードとめぐり、今だライバルの手中だ。「デスペラードとIWGPジュニアヘビー級王座、それしか見えていない」。栄冠を手にしても、ジュニアの中心への返り咲きへ、少しも手を緩めない。

24日も6人タッグマッチで顔を合わせる。東京ドームのタイトルマッチに向けて最後の前哨戦。「最高の敵はやっぱりお前だ。明日も楽しみだな」と、不敵な笑みを浮かべた。