セミファイナル(第7試合)でIWGP GLOBAL王座戦が行われ、王者辻陽太(32)が20分5秒、ジーンブラスター(スピアータックル)で、凱旋(がいせん)出場の棚橋弘至(48)から3カウントを奪って勝利した。辻は初防衛。

辻は試合が佳境に入ると、自身のプロレス入りのきっかけとなり、若手時代には付き人も務めた棚橋を相手に掟破りのスリングブレイド。そしてハイフライフローを発射した。しかしそれを回避した棚橋が負けじと相手のお株を奪うジーンブラスターを突き刺した。 棚橋はハイフライを連発で繰り出すが、3発目を切り抜けた辻がジーンブラスターをお見舞い。それでも棚橋は意地を見せ、辻をランドスライドでたたきつけると、とどめのハイフライフローへ。しかし両膝で迎撃した辻が、ジーンブラスターをさく裂させて粘る棚橋を退けた。辻は今年のG1で棚橋に敗れており、そのリベンジを果たして防衛に成功した。

試合後、辻は「ずっと、アナタの背中を追いかけてきた! そして今日、初めてアナタに勝つことができた。オレはさ、エースになるつもりはない、棚橋弘至になるつもりはない。オレは棚橋弘至、アンタの存在を超える! 大丈夫だ、新日本プロレスは、オレに任せておけ!」と宣言。

棚橋も「あ~、辻! 効いたぞ! オレの記念の大会だぞ! 負けた状態で、何を言えっていうんだよ~!! まあ、しゃべりますけどね」とファンを笑わせてから「辻、あらためて、あの日、自由が丘の駅でオマエに出会えたことを、本当によかったと思ってる。ただ、プロレス界に誘ってしまった、辻の人生に変化を与えてしまった。オレは、しっかりと責任を果たすつもり。だから! 辻! 新日本プロレス、頼むな!」と話して、辻と抱擁した。

そして棚橋は「僕は岐阜での試合が、今日これで最後になります。つらいことも苦しいこともあったけど、オレは岐阜出身を誇りに思うし、そしてプロレスラーになってよかったです! というわけで、勝って言いたかったけど、言わせてください! じゃあ、最後に~! 岐阜のみなさ~ん、愛してま~す!!」と叫んだ。

すると同じ岐阜出身のYuto-Iceが登場。「棚橋弘至! オレとタイマンはれ、コノヤロー!」と対戦要求。棚橋は「オイ、中島! オイ、中島! 先輩やぞ? 同中の先輩やぞ! まあな、でも、かわいい後輩や。やったるからな! ちょっと待っとけ!」と応じていた。