大相撲春場所(13日初日、エディオンアリーナ大阪)の新弟子検査が5日、大阪市の大阪警察病院で行われ、46人が受検した。

 稲垣善之(21=佐渡ケ嶽)は、3年に進学した直後の昨年5月、レスリング部に所属していた法大を退学し、角界の門をたたいた。

 奈良・大和広陵高3年時には国体のフリースタイル120キロ級で優勝。五輪や世界選手権でメダルを目指す道もあったが「メダルより相撲界に魅力があった。よくよく考えたら相撲の方が自分には向いている。今しかチャンスはない」と決断した。

 中学時代は週に2日、相撲クラブに通い卒業時に、佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)から入門の誘いを受けた。その時は断わり、レスリングの道を歩んだが、2月上旬、自分から同親方に志願の電話を入れると「待ってたよ」という、うれしい返事があった。

 現状は「レスリングでは投げたり引いたりするクセがある」と認識。「前に攻めることを覚えて、レスリングで培ったことを生かせればいい」と話した。