東前頭14枚目の遠藤(25=追手風)が、力強い相撲で、全勝だった西前頭8枚目の琴勇輝(25=佐渡ケ嶽)を寄り切った。

 琴勇輝のもろ手突きに顔がゆがみ、突っ張りを食らうも、これに応戦。いなしをこらえて踏みとどまると、すかさず右上手を引いた。ここから逆襲。力強く引きつけて寄り切った。「良かったです。しっかり反応して、相撲が取れている」とうなずいた。

 今年は左膝や右足首のけがに悩まされる日々が続き、先場所は初日から9連敗などわずか3勝に終わった。だが、今場所は早くも4勝目。「コンディションを整えて相撲に集中してやれると、結果はついてくると思っている。私生活からしっかり準備をして、ケアしながらやっていきたい」と、表情を崩すことなく言った。