大相撲の貴乃花部屋の元幕下力士、小笠原将吏氏が日本相撲協会に地位確認などを求めた訴訟の控訴審が23日、東京高裁で開かれ、和解が成立した。同協会が発表した。

 「貴斗志」のしこ名を名乗っていた小笠原氏は、2014年11月に引退が発表された。態度不良などを理由に同意がないまま、師匠の貴乃花親方(元横綱)に引退を決められたとして14年12月に訴えを起こしていた。

 相撲協会の芝田山広報部副部長(元横綱大乃国)は和解内容などについて「具体的なことは分からない」と述べた。