大相撲の元横綱日馬富士関の傷害事件を巡る日本相撲協会の対応を問題視し、内閣府の公益認定等委員会に告発状を提出した貴乃花親方(45)は10日、京都府宇治市の貴乃花部屋宿舎で取材に応じ「粛々と淡々とやっていく」と述べた。

 事件の被害者は弟子の十両貴ノ岩。告発の理由や時期について「特段変わったことはない。現在進行形ですから。進行中のことが表に出たかなということで、ご理解いただければ」と話した。

 協会の八角理事長(元横綱北勝海)は春場所土俵祭りの後「まだ何も聞いていないので、何とも言えない。ただ協会としては、いつ(公益認定等委員会が)話を聞きに来ようと、しっかりと問題なくやっている。公明正大にやっている」と述べた。春場所を目前に控えての異例の告発に、貴乃花一門のある親方が「ただただ仰天だ」と話すなど、波紋が広がった。

 公益認定等委員会は、社団法人や財団法人の公益性を審議、認定する。運営の実態を把握し、問題のある法人には、勧告や公益認定の取り消しを行うこともある。

 貴乃花親方は9日に更新した部屋のホームページで、協会危機管理委員会による事件の調査や自らの理事解任を不服とし、協会の適正な運営に「重大な疑義を生じさせるもの」と主張した。