春場所Vに王手をかけている横綱鶴竜(32=井筒)が、大関豪栄道(31=境川)をはたき込みで破り、16年九州場所以来4度目優勝を飾った。

 今場所唯一の横綱として貫禄を見せた。

 大関高安(27=田子ノ浦)が関脇御嶽海(25=出羽海)を突き落としで11勝目を挙げた。

 鶴竜に土をつけた関脇栃ノ心(30=春日野)は前頭五枚目千代丸(26=九重)を寄り切りで9勝5敗とした。

 取組前まで10勝3敗だった前頭六枚目魁聖(31=友綱)は同十三枚目大翔丸(26=追手風)を押し倒しで下した。

 地元大阪出身の前頭十四枚目勢(31=伊勢ノ海)は同十二枚目石浦(28=宮城野)を押し出しで11勝3敗とした。

 人気力士の前頭筆頭遠藤(27=追手風)は、同六枚目北勝富士(25=八角)を叩き込みで9勝目を挙げた。