<大相撲11月場所>◇15日目◇22日◇東京・両国国技館
大関貴景勝(24=千賀ノ浦)が18年九州場所以来2年ぶり2度目、大関としては初めての優勝を果たした。本割一発で決めることはできなかったものの、最後は勝ち切った。
千秋楽の取組模様を写真で振り返ります。
大相撲11月場所 全取組速報
- 八角理事長(右)から優勝賜杯を受け取る貴景勝(撮影・鈴木正人)
幕内優勝決定戦
貴景勝(13勝2敗) | ○ | 押し出し | ● | 照ノ富士(13勝2敗) |
幕内
貴景勝(13勝2敗) | ● | 浴せ倒し | ○ | 照ノ富士(13勝2敗) |
- 貴景勝(右)を浴びせ倒しで破る照ノ富士(撮影・鈴木正人)
- 貴景勝(左)を浴びせ倒しで破る照ノ富士(撮影・河田真司)
- 貴景勝(左)を浴びせ倒しで破る照ノ富士(撮影・河田真司)
御嶽海(7勝8敗) | ○ | 突き落とし | ● | 宝富士(9勝6敗) |
- 宝富士(手前)を突き落としで破る御嶽海(撮影・河田真司)
- 隆の勝(右)をはたき込みで破る栃ノ心(撮影・河田真司)
- 玉鷲(左)を寄り切りで破った高安(撮影・鈴木正人)
霧馬山(3勝12敗) | ● | 上手投げ | ○ | 隠岐の海(6勝9敗) |
- 隠岐の海(右)は霧馬山を上手投げで破る(撮影・小沢裕)
- 琴ノ若(右)を寄り切りで破る若隆景(撮影・河田真司)
阿武咲(7勝8敗) | ● | 押し出し | ○ | 妙義龍(4勝11敗) |
☆阿武咲 とりあえず負けを最小限に抑えられた。コロナで場所がなくなった中で相撲を取れることが幸せ。
- 阿武咲(左)は押し出しで妙義龍を破る(撮影・小沢裕)
☆大栄翔 千秋楽で星を拾えたのはよかった。今年は関脇にもなれたし三役でも勝ち越せた。良いところもあれば悪いところもあった。来年はもっといい1年にできればと思う。
★琴勝峰 肩に力が入った。(最後手をついてしまったが)考える暇もなくて、勝手に手が出てしまった。(今場所振り返って)圧力で負けている内容が多い。もっと地力をつけないといけない。
- 同体取り直しとなる琴勝峰(下)と大栄翔(撮影・河田真司)
- 琴勝峰(左)を首投げで破る大栄翔(撮影・鈴木正人)
★輝 土俵際で攻めきれずに負ける相撲が多かった。土俵際まではいいけど、詰め切れない。(今年は)いろんなことがあって忘れないような1年になった。ただ過ごすだけじゃいけない。
北勝富士(11勝4敗) | ○ | 寄り切り | ● | 竜電(9勝6敗) |
☆北勝富士 馬力がしっかり生きてくれたと思います。(1年を振り返り)いいこともあり、けがもあった。最後、いい形(11勝)で締められてよかったと思う。
- 竜電(右)を寄り切りで破る北勝富士(撮影・鈴木正人)
☆炎鵬 何も言うことないです。ただただ自分が弱いだけ。またゼロから鍛え直して、絶対にはい上がろうと思います。
★翔猿 勉強不足でした。入らせないようにしたけど、まんまと入らせてしまった。(先場所優勝争いして観客から)声を掛けられることが多くなったけど、今日はどうだったでしょうか? 炎鵬関の方が多かったですかね。
- 翔猿(右)を寄り切りで破る炎鵬(撮影・鈴木正人)
- 炎鵬に寄り切りで敗れ、マス席手前まで飛ぶ翔猿(撮影・河田真司)
- 炎鵬(手前右)と翔猿(左)は勢いあまって観客席まで立ち入る熱の入った取組に館内から拍手が巻き起こった(撮影・小沢裕)
★豊昇龍 悔しいですね。遠藤関はお相撲さんになって一番やりたかった相手。負けたのはまだまだ稽古が足りない。一生懸命稽古してまた一から。
- 豊昇龍(右)をはたき込みで破る遠藤(撮影・鈴木正人)
☆碧山 やっと気持ちがいい相撲がとれた。いいことで締められたんで、また来年につながる。
☆天空海(場所序盤に乗車していた車がダンプカーに追突されて首を負傷)座薬を入れて、痛み止めも飲んでいる。来場所に響かないようにしっかりとケアしていきたい。基礎からやり直して、今度は三賞だったり、2桁取れるように頑張りたいです。
★徳勝龍 1月に優勝できて、そこから負け越しが続いた。最後に勝ち越せたのはよかったが、今日の相撲が…まだまだ甘いと思う。
- 天空海(右)は首投げで徳勝龍を破る(撮影・小沢裕)
千代の国(10勝5敗) | ○ | 小手投げ | ● | 琴恵光(6勝9敗) |
☆千代の国 (勝てば敢闘賞を)知らなかった。相撲をとる前に(テレビの)画面で知りました。意識せず平常心でいった。自分1人の力では無理なんで、まわりの人に感謝です。
志摩ノ海(11勝4敗) | ● | 押し出し | ○ | 明生(9勝6敗) |
☆明生 相手のことは考えずに、今年最後の相撲でいい相撲を取りたいと思っていた。出来れば2桁で終わりたかったけど、自分の相撲は取れたと思う。
★志摩ノ海(敢闘賞に)とりたかったのが本望だが、思い切っていった結果、とれたのかもしれない。もっと前に出る相撲を心がけていきたい。
- 志摩ノ海(右)を押し出しで破る明生(撮影・鈴木正人)
佐田の海(5勝10敗) | ○ | 寄り切り | ● | 石浦(8勝7敗) |
十両優勝決定戦
翠富士(13勝2敗) | ○ | 押し出し | ● | 旭秀鵬(13勝2敗) |