大相撲の元関脇でタレントの豊ノ島(40)が4月21日、都内のホールミクサでトークイベント「豊ノ島の部屋」の第6回を開催した。ゲストは音羽山親方(38=元横綱鶴竜)を招き、チケットは超満員札止め。時津風一門として同じ時代を戦った2人ならではのマル秘エピソード満載のトークが繰り広げられた。

 短く切りそろえられた髪に、ビシッと決まったスーツ姿。音羽山親方が壇上に上がると、万雷の拍手が起こった。2000年代前半から2020年初頭まで角界を彩った2人が並び立つだけで客席の温度が上がる。入門は鶴竜が一場所先で、豊ノ島が敬語を使う間柄。入門当初の印象を話し始めると「早く追いつけ、追い越せと背中を追いかけていました」(音羽山親方)「一時期自分が背中を見せる時代がありましたが、その後はずっと背中を見続ける時代が続きました。あっという間に追い越されて、もう二度と追い付けなかった(笑い)」(豊ノ島)と息ぴったりな掛け合いが始まった。

 そこからは時津風一門と時々稽古場で顔をあわせていた2人ならではのトークが展開された。豊ノ島が逸ノ城との稽古でアキレス腱(けん)を断裂した話についても「俺、アキレス腱断裂のニュースを見て、1回も逸ノ城とは稽古してない。30を超えて、思いっきりやるのも考え物だなと思って」(音羽山親方)と今だから話せるマル秘エピソードを披露。さらに、音羽山親方が15歳の時にモンゴルから送った手紙で体重にさばを読んでいたと明かし「78キロって書いてあるけど、本当は65キロだった。親方からは写真と違うなと言われた」と会場の笑いを誘った。

 その他、新婚旅行の約束を果たせていないことや、元逆鉾の井筒親方との思い出話、優勝パレードで豊ノ島が旗手を務めた際の裏話といった2人だからこそ話せるトークに超満員の会場が酔いしれた。

 この日はオンラインでも同時配信し、質問も募集。X(旧Twitter)で「#豊ノ島の部屋」をつけた投稿からピックアップして、質疑応答が進んでいった。「どんな関取を育てたいか」という質問では、音羽山親方は豊ノ島の技術の高さを評価。今はまわしを切ったりする技を教える人がいないと嘆き「自分はこれから身をもって教えていきたい」と力を込めた。

 配信が約1時間10分で終了すると、会場のお客さん限定のさらに密度の濃い「質疑応答」へ突入。その後は豪華プレゼントが当たるじゃんけん大会が行われた。また壇上では2人の撮影会が行われ、普段では見られないようなハートポーズを作ってくれるなどサービス満点。大盛り上がりの様相で第6回「豊ノ島の部屋」は終了した。

 大好評の豊ノ島の部屋は第7回の開催が6月27日(木)に決定。ゲストには「角界のバンクシー」「角界の画伯」と呼ばれる北陣親方(元幕内天鎧鵬)を迎えて、他では聞けない密度の濃いトークを繰り広げる予定だ。