大相撲の元大関で左膝の大けがにより三段目まで番付を落とした朝乃山(31=高砂)が7日、復帰場所となる春場所(9日初日、エディオンアリーナ大阪)へ向けて稽古場で汗を流した。

大阪市内の宿舎内にある土俵で、三段目の朝心誠を相手にぶつかり稽古。稽古小屋の壁まで突き放すなど、パワーの片りんを示した。5場所連続休場により、今場所の番付は西三段目21枚目。再起を期す中で、「やっぱり優勝を目指すし、頑張りたい。結果を出さないと駄目。けがなく7日間相撲を取り切ることも1つの目標」と力を込めた。

昨年5月の夏場所を右膝のけがで全休。直後の名古屋場所では初日から出場したものの、左膝前十字靱帯(じんたい)断裂などの重傷を負い、長期離脱となった。この日は軽めの内容ということもあり、左膝にサポーターはなかった。本場所では装着することになるという。

1年前の春場所では、優勝する尊富士に土を付けるなど存在感を示した。「それはもう過去のこと。いまは目の前のことに集中してやっていきたい」と表情を引き締めた。【奥岡幹浩】