9月の大相撲秋場所を途中休場した大関琴桜(27=佐渡ケ嶽)が、九州場所(11月9日初日、福岡国際センター)への出場意欲を示した。4日、東京・両国国技館で行われた、湊川親方(元大関貴景勝)の引退相撲に参加。勝って9勝目を挙げた秋場所13日目の横綱豊昇龍戦で右膝を負傷し、翌14日目に「右膝内側側副靱帯(じんたい)損傷で全治3週間の見込み」との診断書を提出し、千秋楽と合わせて2日間休場した。この日、患部にテーピングを施した琴桜は「せめて、できることだけでもと思って」と、取組は行わなかったが、埼玉栄高の先輩の断髪式で、はさみを入れた。

右膝は、段差の昇り降りの際には右足を引きずっていた。明言は避けたが、痛みがあることは確実。九州場所については「もちろん。出るつもりで準備していく」と力強く語った。今月15~19日に控えるロンドン公演への参加可否については「分からない」と、慎重に話した。

湊川親方が断髪式を行ったことについては「同じ土俵で戦ってきた人。同じ土俵で稽古もした」と、さみしそうに話した。埼玉栄高出身者は、関取にも数多くいるが「しっかり、みんなで受け継いで、次につなげていきたい」と、湊川親方の闘志あふれる取り口、ストイックに相撲と向き合う姿勢などを、手本としていくことを誓っていた。【高田文太】

元貴景勝が断髪式 はさみを入れた小池百合子都知事は「後進の育成に励んで」と今後に期待