東前頭2枚目の義ノ富士(24=伊勢ケ浜)が翔猿(34=追手風)を押し出し、9勝3敗とした。立ち合いでは日大相撲部の大先輩を相手に、迷いなく張り手を見舞い「張っちゃいました」と苦笑い。「何をしてくるか分からなかったので、相手の動きを止める立ち合いを意識した」と振り返ったように、鋭い踏み込みでも主導権を奪い、そのまま一方的に押し切った。
2日目から3連敗を喫したものの、そこから一転して8連勝。「連敗したときに『クソッ』という気持ちがあったから」と、悔しさをバネに白星を積み重ねてきた。番付的には新三役も視野に入る位置だが、優勝争いでもトップと1差。どちらを意識するかと問われると「そりゃ優勝でしょ」と力強く言い切った。「一生懸命ついていきます。全部勝つしかないので、明日のことしか考えてないです」と、視線はあくまで次の一番へ。勢いに乗る24歳が、終盤戦の主役に名乗りを上げている。

