西前頭10枚目の伯乃富士(22=伊勢ケ浜)が結びの一番で大関霧島(30=音羽山)を寄り倒し、単独首位から引きずり下ろした。
土俵際まで追い詰められながらも、左足一本で残って反撃。「大関相手に不利になることは十分考えていたので、左の半身になってからどう動くかイメージしていた」と、狙い通りの白星を挙げた。
11日目に、殊勲賞を獲得した昨年の秋場所以来となる勝ち越しを決めて以降も、コンスタントに白星を積み重ねて10勝目。地元鳥取から観戦に訪れた「優しくて素朴」という母に最高の姿を届け、「一生をかけて恩返ししたい。いいところを見せられた」とうなずいた。
4敗を守って千秋楽へ。初制覇となると、22歳9カ月2日で、保志に次ぐ史上10位の年少優勝となる。「明日はやりきりたい。そういう意識でやりたい」と、力強く前を見据えていた。

