最年長幕内力士、36歳の高安(田子ノ浦)が、またも若手の壁になった。23歳の藤凌駕(藤島)と対戦し、熱戦の末にはたき込みで退けた。

立ち合いから突き押しの応酬で館内をわかせた。いなした際に1回転して背を向ける場面もあったが、最後ははたき込み。初顔合わせでベテランの意地を示した。

「若手の力士が上がって来て元気ですが、負けると番付が落ちてしまう。精いっぱい、ベストを尽くしました」。41歳の玉鷲が十両に陥落したため、36歳の高安が幕内最年長になった。「若手が増えてきて…、僕より年下ばかりですが、今日みたいな若手とやる相撲は刺激になります。張り合いがあります。勝つとうれしいですよ」。

体のケアには人一倍、気を使っている。「次の日に疲れを残さないように、どんどん体を張らしていく。筋肉を張らして、筋肉の動きをよくしていく。相撲を取りながら体を作っていかないと」。独特の感覚、表現で体と向き合い、白星を積み重ねている。【佐々木一郎】

【大相撲名古屋場所全取組結果】はこちら>>