横綱大の里(26=二所ノ関)が、合口の良い前頭大栄翔を浴びせ倒しで破り、6勝4敗とした。相手の突きを下からあてがい、距離を詰めて右をのぞかせると、そのまま圧力をかけ、前のめりに土俵下までもつれながら倒れ込んだ。前日9日目に関脇安青錦に敗れたが、この日で対戦成績が9勝1敗となった大栄翔に、土俵際で逆転を許さず、連敗を回避した。
終始、前に出ての圧力勝ちに「悪くないと思います」と、前向きにとらえた。横綱に求められる優勝は、現状では自力で可能性がない上に、1敗力士が2人いる状況で「もう4敗してしまっているので」と、極めて厳しい状況は理解している。ただ、2場所連続休場明けだけに「来場所につなげられれば。動きも悪くない。また、いい形で残り5日間やりたい」と力説。目先の1勝、2勝だけではなく、完全復活を目指し、そのきっかけを探すために前を向いていた。

