西幕下46枚目の聖富士(さとるふじ、22=伊勢ケ浜)が、7場所ぶりに勝ち越した。東幕下40枚目の隆志(21=阿武松)と対戦し、立ち合いから一気に寄り切り、4勝3敗とした。
「勝ち越しできてよかった」。言葉に実感がこもった。昨年夏場所で勝ち越してから、6場所連続で負け越し。直近5場所はすべて3勝4敗だった。最高位は西幕下筆頭の実力者だが、この1年で番付は幕下7枚目から46枚目まで落ちていた。
「いつも序盤で勝てなかった。場所になってから、スタートが遅い。幕内の人たちを見ると、場所に向けての気持ちの持ち方が違います」。聖富士は最近6場所すべて、一番目の相撲で敗れ、流れをつくれなかった。負けを引きずって、次も負ける。負の連鎖を断ち切れなかった。
今場所は3連勝発進。その後3連敗したが、最後の一番で白星に変えた。「3連勝して久しぶりの勝ち越しだと気持ちが先走ってしまった。通過点のはずなのに、勝ち越しが目標になっていました」。3連敗中の相手は、元十両の三田、元幕内の島津海と実力者が続いたが、結果を受け入れて勝ち越しにつなげた。
この勝ち越しで、番付は再浮上させていきたい。「目標は幕内。そこまで上がりたい」と意気込んでいた。

