日本テレビ後呂有紗アナウンサー(25)が3週にわたっての登場です。入社した17年10月から担当する朝の情報番組「ZIP!」(月~金曜午前5時50分)のエンタメ情報「showbizコーナー」も板についてきました。5月からは「新・日本男児と中居」(金曜深夜24時30分)でバラエティー初レギュラーも。進境著しい3年目です。

さわやかに今日も元気を届ける日本テレビの後呂有紗アナウンサー(撮影・足立雅史)
さわやかに今日も元気を届ける日本テレビの後呂有紗アナウンサー(撮影・足立雅史)

後呂アナがZIP!担当となり2年弱。その間の変化を実感している。

「最初は、今の10分の1くらいしか原稿を読んでいなかったと思うんですけど、バタバタ緊張してました。だんだん慣れてきたんでしょうね、少しずつ視野が広くなってきた感覚です」。

週に数回、取材にも出る。「相手の素の部分、知られていない魅力を引き出したい。一番やりがいがありますし一番難しいです」。

思い出の取材は「毎回発見なんですけど、一番は黒柳徹子さんです」という。後呂アナが就職活動で心折れかけた時に、頑張るきっかけとなったのが、若き日の黒柳が女優になる過程を描いたエッセー「トットチャンネル」(84年)。「黒柳さんはテレビだとおしゃべりで、ちょっと変わったところが面白いというイメージかもしれないですけど、著書を読むとすごく愛情深く、人生の悲しみの部分を大切にされている。就職活動の時の自分と、黒柳さんが経験して大切にしていることがすごく共感できて、著書を全部読むくらい好きです」と話す。

実際のインタビュー内容は「緊張しすぎて何も覚えてない」と笑うが「人柄そのまま思いついたことをふわっと話されて、流れるように言葉が出てきて驚きました。最後に握手してくださったら手が信じられないくらい柔らかくて。それが一番印象に残ってます」。

総合司会の桝太一(37)徳島えりか(30)両先輩アナからも、助言をもらう。

「桝さんに習って一番大切にしているのは『テレビでウソをつかない』。ロケで予想と結果が全然違う方向になることもあるし、食べてみたら苦い、数値が出ないことも。それを頑張って、いい結果にしようとしてしまいがちなんですけど、ウソをつかずリアクションを取るよう教えてもらいました」と感謝している。

徳島アナについては「すごく頭がいい。遠回りして聞いて相手から言ってもらったりとか、引き出し方がとても上手です。人間関係的にもアドバイスをくれることも多いです」。【大井義明】

◆後呂有紗(うしろ・ありさ)1994年(平6)4月、東京生まれ。日本女子大付属校から日本女子大文学部英文学科卒。エキゾチックな顔立ちだが、両親ともに日本人。「骨格は父親なんですが、全体の雰囲気は最近、母親に似てきました」。身長163センチ、血液型O。