今週から登場するのは、TBS2年目の良原安美アナウンサー(24)です。昨年6月から同局系「Nスタ」(月曜~金曜午後3時49分)にニュース解説を担当するニュースプレゼンターとして出演しています。生放送の報道番組での苦労や成長、面白さを語ってくれました。

番組ロゴを示すTBS良原安美アナウンサー(撮影・中島郁夫)
番組ロゴを示すTBS良原安美アナウンサー(撮影・中島郁夫)

昨冬からは、話題のできごとを3コマで紹介する番組の名物コーナー「トクする3コマニュース」を担当している。「必ず録画して見返します。見返しているとカメラに向かってしゃべれていないことに気づきました。失敗したときは本当に見たくない。完璧主義者なので毎日落ち込みます。“できない”が多すぎて…」。

「Nスタ」に出演するようになり生活が一変したという。「知らないことだらけで自分の無知さにびっくりしました」とふり返る。

ニュースの見方も変わった。「これまでは見出しだけとか、概要だけ聞くとかでした。今はニュースを自分事としてより真剣に見るようになりました。その原稿を読んだり、解説したりするかもしれないので」。

アナウンサーになり「ここまで考えてやらなきゃダメなんだって。一生これは達成できない仕事だって。ひよっこでもない。まだ卵からかえってもいない」と難しさを感じている。

それでも3年目を目前に「政治ネタをぱしっとプレゼンするのが楽しい。堅いものを柔らかくしゃべるみたいなのを突き詰めていきたいな」と楽しさを覚えはじめた。「毎日、放送に出て追いかけているとだんだん見えてくるものがある」と成長を実感している。

もともと報道志望というわけではなかった。「報道情報志望というか、Nスタって報道だけど報道じゃないところもある、面白さを求められているところがある。そういう意味ではやりたいことをやっているなというのはある」と充実感を漂わせた。

◆良原安美(よしはら・あみ)1995年(平7)10月9日、神奈川県生まれ。立教大学経済学部を卒業して、18年にTBS入社。19年6月から「Nスタ」のニュースプレゼンター。19年4月から「サンデー・ジャポン」でリポーター。身長171センチ。血液型A。趣味は読書、映画観賞。