乃木坂46、4期生の林瑠奈です。
今回はいつもと少し毛色を変えて、
いやいつももしかしたら
こんな感じかもしれないですけど、
私の個人的な話をします。
以前このコラムで、
「好きな音楽を人に教えるのは
自分の人間性を測られてしまいそうで躊躇う」
といったような内容を書きました。
実際自分が今まで
好きになった楽曲やアーティストは、
少なからず今の自分に影響を与えていて、
その音楽と触れ合ってきたいろいろな経験が
自己を形成する1つの要素となっています。
私が乃木坂に加入するもっと前、
昔の私は今の私以上に自分の好きなものを
自信を持って好きだと言うことができず、
趣味や好きなものは先入観に囚われて、
そのイメージだけで自分の人間性を
判断されてしまうような気がして、
好きであることに嘘をつくことが
よくありました。
好きなものといっても沢山あります。
スポーツやゲーム、楽器の演奏、
何かのコレクターだってそう。
私にも好きなものは色々あったし
今もあるけれど、日々過ごす中で
私の情緒をダイレクトに刺激する音楽は、
私の構成要素としての大部分を占めています。
先日、私が好きだったバンドが解散しました。
ありがたいことに私の家庭は
母のバンド好きが影響し、幼い頃から
ライブに連れて行ってもらうことが多く、
自分とは世代の違う音楽に触れる機会も
沢山もらっていました。
自分から収集して音楽を好きになることも
勿論ありましたが、
母から影響を受けることが多かったです。
そんな中、
ある日音楽フェスから帰ってきた母が
私が好きそうだったからと、
あるバンドのCDを買ってきてくれます。
そのバンドとの出会いは
私の人生史に残る大きな出来事でした。
どんな物事に対してもですが、
第一印象の力はかなり大きく、
表面上で判断されてしまうことが
多くあるじゃないですか。
しかし物事には
多面性があることが当たり前で、
1つの面を見て好きになっても
他の部分はそこまで自分に刺さらなかったり、
逆にあまり好きではないと感じていたけれど、
別の一面には共感できたり…。
「全部好き!」「全部嫌い!」
にはならないことも多いので、
表面だけでなく、知ってもらってから
話は始まるわけです。
ただこれが分かっていても、
自分の好きを人に共有するハードルが
中学生の私にとってはとても高かった。
そんな私に好きなものを好きだと言う勇気を
くれたのがそのバンドでした。
もともとアイドルが好きな私にとって、
〝解散〟というワードにはあまり縁が無く、
〝卒業〟の方が身近にあって、
そのもの自体がなくなる、
そんな経験を
今まで私はしたことがありませんでした。
自分が現役で好きだった、
それも今まで何度も
助けてもらってきた存在だったもんで、
なかなか噛み砕くのが難しいなと思います。
中学高校と世間一般的に見ても多感な時期、
私にとっても
いろいろな経験や感情を覚えた時期です。
その期間を共にしてきた心の支えは
私が思っている以上に大きな存在であったと、
今になって気づきました。
中学3年生の頃、
オーディションでそのバンドの曲を
歌ったのが懐かしいな。
受け入れてもらえなくても、
好きになってもらえなくてもいいんです。
好きなものを好きだと言える勇気、
これからも大切にしていきたい。
P.S.皆さん、今年のクリスマスは
どうお過ごしでしたか。
私は史上最幸のクリスマスを過ごせたので、
このまま年末まで駆け抜けます!
(ニッカンスポーツ・コム「乃木坂46林瑠奈 負けるな!しょげるな!乗り遅れるな!」)




