自民党総裁選は10月4日に実施され、高市早苗氏が初の女性総裁となった。下馬評では、小泉進次郎氏の優勢が伝えられるなかでの逆転劇だった。

この結果にガッカリしていたのが吉本新喜劇の信濃岳夫(44)。かねて進次郎氏のモノマネで売り出しており、総裁から総理となれば、より注目度が増すはずだった。

今年2月に行った日刊スポーツのインタビューで、信濃は進次郎氏に対する思いを以下のように語った。

滝川クリステルに扮(ふん)した金原早苗(右)と小泉進次郎氏に扮した信濃岳夫(撮影・阪口孝志)
滝川クリステルに扮(ふん)した金原早苗(右)と小泉進次郎氏に扮した信濃岳夫(撮影・阪口孝志)

信濃 小泉さん個人にも、政治にもそんなに強い関心を持ってなかったんですが、モノマネをするようになって変わりましたね。えらいもので、小泉さんが批判される姿をニュースで見たりすると「そこまで言わなくてもええのに…」と、いつの間にか同情したり、応援するようになりました。本人とはまだ一度もお会いしてないのですが。ニュースがあればつい見てしまうし、気持ちとしては「親戚の人」みたいな感じです(当時のインタビューから)


実際の総裁選では菅義偉元総理をはじめ、自民党の長老が「進次郎推し」だったとされるが、吉本新喜劇からは信濃が進次郎総裁を熱望していた。総裁、さらに総理となれば信濃自身もさらにクローズアップされるはず…。しかし、残念ながらその夢はかなわなかった。

それでも、ただでは転ばない。敗戦という結果を受けて、信濃はすかさずインスタグラムをアップした。そこでは「進次郎構文」ならぬ「信濃構文」全開。記者の直撃に答えるというテイでの「敗者の弁」は傑作だった。


「総裁選決戦投票 結果2位の小泉進次郎です」

「高市早苗新総裁おめでとうございます」

「日本を高い位置へ こうおっしゃってましたが 皆さん分かりますか?」

「高い位置と高市をかけていたんです 感服いたしました」

「今回自民党総裁に選ばれなかった まあ、その時ね わたし思ったんですよ ああ、今回は自民党の総裁に選ばれなかったなって」

「(わたしは引き続き)政治家として 今後も責任感を持って責任を果たしていきたい そういう責任があると そう思ってます」 「政治家としてこれから日本の未来を作っていきます それがどういうことか分かりますか? これからも日本の未来を作っていくということです!」


インスタでは、笑顔とすまし顔を使い分けながら、信濃は本人になりきっていた。

滝川クリステルに扮(ふん)した金原早苗(後方)と小泉進次郎氏に扮した信濃岳夫(撮影・阪口孝志)
滝川クリステルに扮(ふん)した金原早苗(後方)と小泉進次郎氏に扮した信濃岳夫(撮影・阪口孝志)

妻(滝川クリステル)のモノマネをしていた新喜劇の同僚・金原早苗(38)は、がぜん高市早苗氏のモノマネに力を入れだした。その高市総裁も、公明党の連立離脱で首班指名は波乱含み。先が見通せないのが政治の世界。高市氏と進次郎氏のモノマネは第2章が楽しみだ。【三宅敏】(ニッカンスポーツ・コム/コラム「ナニワのベテラン走る~ミナミへキタへ~」)