日向坂46富田鈴花(19)が、ブログで自作の詩を披露し、絶妙な温かみがファンの間で話題となっている。新型コロナウイルス感染拡大を受け自宅待機が続く中、さまざまな新企画に挑戦中。ファンを飽きさせない「すずを」先生の新作を、解説付きでお披露目いたします!!

「すずを」として詩の新作を書く富田鈴花
「すずを」として詩の新作を書く富田鈴花

基本的には、思ったことをそのまま詩にしています。「赤ん坊」の作品は、私自身が、この外出自粛期間中、いろんなことを新たに始めたことで思いつきました。新しいこと始めるのって、労力がいるじゃないですか。準備をするにも気合がいるし、どこからどうやったらいいんだろうと思って、嫌になっちゃう人も多いと思う。そういう「最初」は全員が経験することだと、そのまま書いてみました(笑い)。

【赤ん坊】新しいこと始めるのって労力がいる そういう「最初」は全員が経験すること~富田鈴花の解説
【赤ん坊】新しいこと始めるのって労力がいる そういう「最初」は全員が経験すること~富田鈴花の解説

「特産品」の詩は、落ち込んだり、暗い気持ちになっている人に向けてのものかもしれません。自分だけの特別なものって、やっぱり作りたくなっちゃうし、人と違うことをしてみようと思う。でも、日向坂46で活動していると、みんなそれぞれ違う笑顔があって、同じ笑顔の人なんて誰ひとりとしていないんですよ。「特産品」というフレーズがポイントですね。

【特産品】違う笑顔があって同じ笑顔の人なんて誰ひとりいない 「特産品」のフレーズがポイント~富田鈴花の解説
【特産品】違う笑顔があって同じ笑顔の人なんて誰ひとりいない 「特産品」のフレーズがポイント~富田鈴花の解説

外出自粛が始まってから毎日ブログを更新したいと思っていて、やっぱりひねりや工夫があったほうがファンの方も楽しみにしてくださると思って。昔から相田みつをさんをリスペクトしていて、修学旅行でも相田みつをさんの詩が書かれたお皿を持って写真を撮ったりしていたので、「すずを」を思いつきました。武田双雲先生の「水で書けるお習字」を買って、始めてみました。

習字は習っていなかったので、独学ですね。とにかく、思ったことを簡単に書くようにしています。私自身、難しい本とかが苦手なタイプなので、簡単な言葉でも伝わる作品にしたいです。

他にも、この期間だからできることを考えて、日向坂46のメッセージアプリで実践しています。楽器を1人でいくつか演奏した動画を組み合わせて1人でセッションしてみたり、1人でラジオ番組を作ってみたり。ラジオで自作のBGMを流していたら、スタッフさんから提案していただいて、日向坂46の公式ツイッターで披露した「手洗いうがい、ガラガラヒー」の曲も作らせていただきました。

詩の新作を書く富田鈴花
詩の新作を書く富田鈴花

外出自粛期間の最初は、私も暇をもてあましていたんです。でも、テレビ番組とかもリモートの演出が増えて来たのを見て、「新しいことをどんどん取り入れていかないと、時代に取り残されちゃう!!」って思って。メッセージアプリのいいところをどんどん使っていきたいです。

これからは「耐える期間」じゃなくて、「進む期間」だと思っています。自由に外出できるようになるのはまだいつになるか分かりませんし、そう考えるよりは、新しくコミュニケーションをとれるコンテンツを駆使して、ちょっとでもみんなで楽しく笑顔で過ごしたいです。

この期間がなければ「すずを」も生まれませんでしたし、アプリの新しい使い方も思いつかなかったですから。1歩先の時代に進めるような、前向きな期間にしたいです!【構成・横山慧】

◆富田鈴花(とみた・すずか)2001年(平13)1月18日、神奈川県生まれ。17年8月、けやき坂46(読み・ひらがなけやき)の2期生オーディション合格。昨年2月に日向坂46に改名、同3月に「キュン」でシングルデビュー。165センチ。血液型A。