2020年が幕開け。新年1回目の「咲ドル火曜日」は、NMB48による「アタックNMB48」です。新澤菜央（21）と横野すみれ（19）が、キャプテン小嶋花梨（20）に、山本彩から引き継いだNMB48の2代目キャプテンとしての思い、グループ9周年の振り返り、10周年に向けた目標などを聞いた。

キャプテンの小嶋花梨（中央）に突撃する新澤菜央（左）と横野すみれ（撮影・清水貴仁）

昨年は太田夢莉や谷川愛梨、川上礼奈ら、草創期からのメンバーや、グループの主力に卒業が相次いだ。

小嶋　19年で一番大きかったのは、メンバーの卒業が毎月のようにあったことかな。キャプテンになって、これから頑張っていきたいってところで、今までNMB48を支えてくださった濃い先輩が卒業して。だから、不安は大きかったと思う。でもその分、後輩が育ってきたと思う1年でもあったし、個々の仕事が増えて、やりたいことの道が少しずつ見えた1年でした。

新澤　キャプテンになって1年くらいですよね。何か変わりましたか？

小嶋　なったばかりのときはワクワクの方が大きくて。（引き継ぎ時に山本）彩さんが「絶対たいへんだと思うし、いろんなものを背負わすのが申し訳ない」って言ってくれたけど、自分はあんまりそう感じてなかった。最初のうちは楽しんでたけど、やっぱり、キャプテンがどれだけいろんなものを背負わなければならないか、少しずつ分かってきたから、大変だなって思ったこともあった。怒らなきゃいけないときとか。

10年秋の創設時からグループ全体のキャプテンだった前任の山本は、エースでセンターでもあり、長らく「NMB48の顔」でもあった。その原動力は「NMB48愛」。山本は小嶋を後継指名して去った。それは「こじりん（小嶋）は、加入前からNMB48ファンで、誰よりもグループを愛しているから」だった。

インタビューでポーズを取る小嶋花梨（撮影・清水貴仁）

新澤　こじりんさんは先輩も後輩も1人1人を見て、チームをよくしようっていつも思ってくださって。

横野　コンサートでは、こじりんさんが話すことが多いですけど、何か意識していますか？

小嶋　9周年（コンサート）で話した言葉は、日にちが近づくまでに、こう言いたいっていうのが少しずつできあがっていった。最近のライブとかは、できる限りその場で思ったことを言うけどね。

小嶋は9周年コンサートで「『NMB48はこのままで大丈夫？』とよく聞かれますが、大丈夫です」と10年目への決意を語った。

小嶋　メンバーの卒業のたび、自分の名前を「エゴサーチ（※）」すると大丈夫かって…。思っていることをあんまり口に出さないタイプだから、そういうのも1回言った方がいいんかなって思って、その場をお借りして言ってみました。

NMB48は当初から、京セラドーム大阪でのライブを目標にしてきた。ただ、埼玉出身の小嶋には想像できない部分もあるという。

小嶋　京セラって言いつつも、どれくらいの人なんだろう…。9周年で大阪城ホールが人で埋まったことすら驚いてる。でも、10周年コンサートのときは、今までで一番大きな会場でみなさんに会えるように頑張りたい。大阪を拠点に活動しているから、10周年はもっと大阪をアピールしていきたいな。関東出身だけどお笑いも。大阪のシンボルとコラボしたり、芸人さんともっとお仕事したいな。

新澤　私の目標は選抜メンバーに入って、貢献できる人材になることです。

横野　NMB48はおもしろくてかわいくて素晴らしい方ばっかりなので、それを知ってもらいたいです。

※エゴサーチとは、ネット上での自分の評判をチェックすること

NMB48の横野すみれ（左）と新澤菜央（撮影・清水貴仁）

◆小嶋花梨（こじま・かりん）1999年（平11）7月16日、埼玉県生まれ。NMB48ファンで、16年6月に5期加入。同10月にチームN研究生。17年10月、N正規に昇格。18年11月、山本彩の卒業にともない、グループの2代目キャプテンに指名。19年1月からチームB2キャプテンも。身長164・3センチ、血液型A。愛称「こじりん」。

◆新澤菜央（しんざわ・なお）1998年（平10）8月2日、兵庫県生まれ。18年7月、18枚目シングル個別握手会で6期生としてデビュー。今年9月9日、B2へ正規昇格。身長157センチ、血液型B。愛称「しんしん」。

◆横野すみれ（よこの・すみれ）2000年（平12）12月12日、大阪府生まれ。18年7月にデビューした6期生。1日の新春特別公演で研究生からチームB2への昇格が発表。グラビア経験もあり、将来の夢は女優。身長159センチ。血液型A。愛称「すーちゃん」。

キャプテンの小嶋花梨（右）を取材する横野すみれ（左）と新澤菜央（撮影・清水貴仁）