宙組新トップ桜木みなとが、兵庫・宝塚大劇場での本拠地お披露目作「PRINCE OF LEGEND」「BAYSIDE STAR」を終えた。宝塚公演は9月13日に幕を開け、10月26日に閉じた。今後は、22日に東京宝塚劇場での開幕(来年1月4日まで)を控える。
■みんな背負う
4月にトップに就いた桜木。本拠地作を前にして「応援してくださった方々に自分の大羽根を見せられるのがうれしくもあり、同時に組の真ん中に立って、組を率いているという存在にもなるので、1人の感覚じゃなくて、みんなを背負わなきゃいけない」と思いを口にしていた。
色とりどりのカラフルな大羽根を背負い、喜びと責任感をかみしめるように大階段を下りた。
「PRINCE-」(脚本・演出、野口幸作氏)は22年の「HiGH&LOW-THE PREQUEL-」に続く、LDHとのコラボ作。「伝説の王子選手権」で伝説の王子の座を目指す大財閥の御曹司朱雀奏(すざく・かなで)を演じた。トップ娘役春乃さくら演じる成瀬果音を巡り、水美舞斗(みなみ・まいと)、鷹翔千空(たかと・ちあき)らが演じる王子キャラが競演。壁ドンやお姫様抱っこといった“胸キュン技”も見せ、コミカルさと男らしさを表現した。
■喜びと責任感
一方、「BAYSIDE-」は、桜木と同じ横浜出身の齊藤吉正氏が作・演出を手がけた。桜木“キャプテン”の船が世界各地の港町に立ち寄り、繰り広げられる展開で、客席降りも。ラストは、黒えんびでのダンスナンバー、春乃とのデュエットで魅了した。
専科から異動の同期、水美には「お稽古に向かう姿勢が真摯(しんし)なので、姿から学ばせてもらうことも多い。同期ながら、いち舞台人として尊敬できる役者さん」と言い、全幅の信頼を置き、息の合った動きを見せた。【阪口孝志】




