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小さな巨人も…事件ドラマ最終回がどれも傑作だった

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《先週の数字》16・4%

 18日に放送されたTBS日曜劇場「小さな巨人」(主演長谷川博己)最終回の視聴率です(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。初回13・7%でスタート。ほぼ同じラインをキープしながら迎えた最終回で一気に3%近く上積みし、有終の美を飾りました。

TBS日曜劇場「小さな巨人」の長谷川博己(左)と岡田将生
TBS日曜劇場「小さな巨人」の長谷川博己(左)と岡田将生

 香坂刑事(長谷川博己)と小野田一課長(香川照之)のラスト10分の直接対決は、期待通りのクドさで見ごたえがありました。「この17年間1度も言えなかった言葉を、心の底から言ってやる」。相手をにらみつけながらぽろぽろ涙がこぼれる小野田一課長のド迫力にわくわく。香坂が小野田のキメぜりふを逆手にとって「私の目を見てください」と目を血走らせるくだりには笑わせられ、緊迫なのか爆笑なのか、見ているこちらもどっと疲れる最終バトルでした。

 今や日曜劇場の様式美として欠かせない香川照之さんですが、今回も暑苦しい存在感が素晴らしかったですね。最高だったのは、「200%の覚悟がある」という香坂に「200という数字は100の2倍だぞ」と詰め寄るシーン。当たり前のことをこれだけ仰々しく見せるミラクルは、春ドラマの名場面でした。

 今期ぶっちぎりの面白さだった「CRISIS」も先週13日に終わってしまいました。直木賞作家金城一紀×小栗旬の「BORDER」コンビによる公安サスペンス。ど真ん中に正義を投げる「小さな巨人」とは対極のダークな世界観で、国家の汚れ仕事を通して、権力というものの正体が迫ってくる圧倒的な歯ごたえでした。

 緊急ニュースの画面で終わった最終回にはネットも騒然。怒りと絶望で国家に見切りをつけた特捜班メンバー5人がそれぞれテロリストとなっていくかのようなシーンが映し出された直後、「緊急ニュースが入りました」というアナウンサーのカメラ目線で終了。ドキドキが止まらないインパクトで、「傑作すぎる」「何が起こったのか」「続きは映画化、という予告なのか」と、反響のまとめサイトがいくつもできています。続きがどうしても見たいような、このまま受け手の想像に任せてほしいような、複雑な心境です。

 最終回視聴率は、裏のサッカー日本戦(19・7%)の影響で9・6%でしたが、10話の平均は10%超えで春ドラマを盛り上げました。

 さらに先週は「リバース」(TBS)も終了しました。イヤミスの女王、湊かなえ氏原作のドラマ化で、原作にはない“その後”が、番組オリジナルの最終回で描かれました。親友の事故死の真相にたどり着き、再び人生を歩き出した5人に未来が感じられて、すてきなエンディングでした。湊かなえドラマ3部作とあって、「夜行観覧車」の彩花(杉咲花)、「Nのために」の成瀬くん(窪田正孝)が一瞬登場する仕掛けも感動でした。

 骨太ミステリーに恵まれた春ドラマ。それぞれの最終回に大納得し、ロス状態であります。

【梅田恵子】(B面★梅ちゃんねる/ニッカンスポーツ・コム芸能記者コラム)

B面★梅ちゃんねる 取材、分析の芸能コラム「梅ちゃんねる」のB面です。取材、分析とはほぼ関係ない独り言テイストで、ゆるい芸能トピックをゆる~くつぶやきます(毎週月曜掲載)。

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