世界的な演出家蜷川幸雄さんが12日午後、都内の病院で亡くなった。80歳だった。
1960年代に俳優から演出家に転向し、国内外に180本以上の舞台を演出した。多くの舞台人が蜷川演出の洗礼を望み、数々の海外公演も成功させるなど、世界的にも高い評価を得ていた。
最近は車いすで酸素吸入器を携帯しながら、稽古場に通って演出を行っていたが、昨年12月に体調を崩して入院していた。5月25日に初日の舞台「尺には尺を」の演出予定で、4月の稽古からの復帰を明言していたが、願いはかなわなかった。
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