女性アイドル8人組アイドルネッサンスが6日、東京・Zepp DiverCityで単独コンサートを行った。

 1950~2010年代の楽曲をリメークして歌うコンセプトで活動するアイドルグループとして、人気上昇中。単独公演では初めての1000人超えとなる1200人を前に、宮本茉凜(15)は「ずっと見る側だったけど、今日はステージ側に立ててうれしい」と感激を口にした。比嘉奈菜子(16)は「フォースを開放するのじゃ~!」と絶叫して盛り上げた。

 この日は最新シングル「君の知らない物語」を筆頭に、ウルフルズの「それが答えだ!」、ユニコーンの「PTA~光のネットワーク~」など、音楽界を彩った名曲、人気曲を20曲、披露した。

 オープニングの「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」では、原田珠々華(14)がトランペット、野本ゆめか(14)が鍵盤ハーモニカを生で演奏。さらに比嘉は「3週間前に急に言われた」というウクレレの腕前を初披露した。「何の曲、やるんだべ?」とファンに笑顔で呼びかけながら、「太陽と心臓」を演奏した。

 今年はNegicco、PASSPO☆など、他アイドルとのコラボも成功させ、実力もアップ。後半にはスペシャルゲストに堂島孝平、ヒサシ the KIDを迎え、初めてバンドの生演奏をバックに歌い、成長の跡を示した。

 コンサートでは、Base Ball Bear小出祐介の書き下ろしで、初めてのオリジナルシングルの発売も発表された。石野理子(16)は「いつかオリジナル曲を歌う時がくるなら、小出さんにお願いしたいという私たちの希望がかないました」と喜びを口にした。