アンジェリーナ・ジョリー(42)がヴァニティ・フェア誌最新号のインタビューで、ブラッド・ピット(53)との離婚やその後の状況について赤裸々に語った。12年間にわたりパートナーだった2人だが、ジョリーが昨年9月、突然の離婚申請に踏み切り、世間を驚かせた。

 ジョリーは27億円で購入したばかりのロス市内の豪邸でロング・インタビューに応じ、昨年夏、新たな監督作品「First They Killed My Father」(原題=2017年)をカンボジアで撮影中に、結婚生活が崩壊し始めたことを認めた上で、「いろいろなことが困難になった」と振り返った。

 ジョリーはさらに、昨年の離婚騒動後、過度の緊張状態に加え、ベルまひ(顔面神経まひ)を患ったことを初めて明かした。ベルまひとは、顔面神経のまひにより、顔の片側のコントロールができなくなる状態をいい、原因不明とされている。現在は回復したというジョリーは、「家族を持つ女性たちは時々、自分の健康に問題が表れるまで、自分のことを後回しにしてしまう」と語った。

 2013年に乳がん予防策として両乳房を切除した上、乳房の再建手術を行ったジョリーは、卵巣摘出手術も行ったが、その後、すぐに更年期に入ったという。肌が乾燥し、白髪も増えたことについて、「更年期のせいなのか、昨年は大変な年だったからなのかはわからない」と冗談混じりに明かした。

 ピットが昨年、長男を虐待した疑惑が浮上し、一時はFBIなどが捜査に乗り出したが、最終的に疑惑は晴れた。ジョリーは、「家族全員が、離婚申請の引き金となった出来事から癒やされつつある。離婚からではなく、人生で起こるさまざまな事から癒やされている」とした上で、ピットとの関係について、「私たちはお互いに家族を思いやり、同じ目標に向かって努力している」と語った。(ニューヨーク=鹿目直子)