23日にスタートしたフジテレビ系「月9」枠の連続ドラマ「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」(月曜午後9時)の平均視聴率が9・0%(関東地区)だったことが24日、ビデオリサーチの調べでわかった。

 選挙を題材としているため、衆議院選挙公示期間中を考慮して、放送開始日が16日から1週間後に変更となった本作。この日は午後7時から生中継していた「プロ野球クライマックスシリーズ ファイナルステージ 広島-DeNA」の放送時間が延長となり、30分遅れのスタートとなった。

 前クールの「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON」は、平均視聴率14・8%の高視聴率を記録。本ドラマもその好調を維持できるか、苦戦が続いていた月9復活の行方が注目される。

 主演の篠原涼子(43)演じる平凡な主婦が、家計を助けるため高額報酬を目的に、ママさん議員になるべく市議会議員選挙に立候補し、悪戦苦闘する物語だ。

 初回は、佐藤智子(篠原涼子)と公平(田中圭)夫婦は、息子と3人で、幸せな家庭を営んでいた。しかしある日、夫婦同時に仕事を失うことに。そんな時、智子は政治活動費を不正流用した市議会議員のニュースを耳にする。調べると、市議会議員は、議員当選率が高く、議員年俸は夢のような額。すぐさま智子は立候補を宣言する。しかし、選挙には、一癖も二癖もありそうな候補者が名を連ねていた、という内容だった。