東方神起が11日、全国5大ドームツアー「Begin Again」初日公演を札幌ドームで行った。ユンホ(31)が今年4月、チャンミン(29)が8月に韓国軍から除隊。15年4月2日の東京ドーム公演以来、約2年7カ月ぶりに2人そろって日本のファンの前でステージに立って、本格的に再始動した。

 開演前から、久しぶりの再会を今か今かと待ちわびるイメージカラーの赤のペンライトが、ドームで揺れた。大歓声の中2人が登場すると、早速可動式ステージでファンの近くまで行った。2年前の東京ドームで「元気に待っていてください。再会する時に『ただいま』と言ったら、『おかえり』と言ってください」と約束していた。2人が声をそろえて「ただいまー!」とあいさつすると、4万人の「おかえりー!」コールが鳴り響いた。チャンミンは「すごく会いたかった。2年待った分、ものすごく熱く盛り上がりましょう」と話し、「Why?[Keep Your Head Down]」など代表曲を次々と披露した。

 この日初披露した最新曲「Reboot」(12月20日発売)が、10月から放送されているフジテレビ系ドラマ「明日の約束」(火曜午後9時)主題歌に起用され、同13日にはテレビ朝日系「ミュージックステーション」に生出演。同25日発売の復帰記念アルバムもオリコン1位を獲得するなど、人気も健在だ。日本での活動を精力的に行いながら、2人は「とにかくライブがしたい」と心待ちにしていた。

 海外アーティストとしては史上初となる3度目の5大ドームツアーは、この日の札幌を皮切りに、東京、福岡、大阪、名古屋と回り、さらに来年1月19~21日の大阪公演を追加して、17公演で78万人を動員予定。ユンホは「2年間たまっていたものを全て爆発させます。成熟した東方神起を見てもらえると思います」とさらに意気込んだ。【大友陽平】