米俳優シルベスター・スタローン(71)に、30年以上前に未成年の少女を性的に暴行したとの疑惑が浮上。しかし、スタローン本人は全面否定しているという。

 英デイリー・メール紙は、1986年当時、16歳だった少女が警察に届けた時の記録を入手したと報道。これによると、当時40歳だったスタローンとラスベガスのヒルトンホテルでファンの1人として知り合った少女は、ホテルの部屋に招かれ、性行為に至ったという。

 その後、スタローンが少女に、「2人の男性と同時にセックスしたことはあるか?」と聞き、少女は「ない」と答えたが、スタローンのボディーガードがバスルームから出てきて、2人へのオーラルセックスを強要。

 少女はボディーガードとも性行為に至ったというが、スタローンはその後、「誰かにしゃべったら、頭を殴る」と少女を脅したらしい。

 スタローンの広報は米情報サイトTMZに、「バカげていると同時に、誤った話だ。この記事が掲載されるまで、スタローン氏も含め誰も知らなかった。警察が彼に接触を図ったこともない」とコメントした。

 少女は事件後、スタローンを恐れ、屈辱を感じていたため、警察で「訴追しない」という書類にサインしたという。

 TMZによると、警察や検察は通常、未成年者が被害者である場合、当事者の協力なしで訴追を進めるものだが、ラスベガス警察では、「当時、このタイプの事件に関しては、被害者が協力を拒んだ場合は捜査を進めることができなかった」と語っているという。(ニューヨーク=鹿目直子)