俳優中村梅雀(61)が5日、都内で、J:COMと時代劇専門チャンネルが共同制作したオリジナル時代劇「雨の首ふり坂」(J:COMプレミアチャンネル、来年1月8日午後6時)の完成披露舞台あいさつに登場した。

 池波正太郎原作の戯曲を初めて映像化した。中村は、殺しを請け負いながら世を渡り歩く男を演じる。身を追われる役柄に「いつものにこやかさの片りんがあっちゃいけないなと。普段の現場ではばかなこと言って笑わせたりしてるけど、今回は黙ってました」とニヤリ。

 ともに登壇した中尾明慶(29)は、中村について「あまり話しかけてもらえなかったから、嫌われているんじゃないかと思ってました」と撮影現場での印象を話した。「でも、今日ほっとしました。そういうことだったんだって」と、安心した表情を浮かべて笑った。

 中村、中尾のほか、三浦貴大(32)、泉谷しげる(69)、大杉漣(66)、河毛俊作監督(65)が登壇した。