悪女役の経験も豊富な女優、笛木優子(38)が12日、「救いようのない」究極の悪女を演じ「一番ひどい(悪女)…」とコメントを発表した。

 ドラマは、千原ジュニア(43)主演でシリーズ化されているカンテレ「新・ミナミの帝王」のシリーズ第14作。来年1月6日午後4時放送の「得する離婚、損する離婚」(関西ローカル)に笛木が出演している。

 笛木は、銀次郎(千原ジュニア)に長年出資していた資産家の妻役で「金に目がない」設定。夫とは、財産目当てで結婚したものの、別の男性と不倫をしており、これまで悪女役の多かった笛木いわく「一番ひどい(笑い)。結構救いようのない悪女だな、というのが印象だった」と語った。

 ただし、女優として演じ甲斐はあったといい「いろいろ見せどころがあるし、やりがいもあるので、そういう意味ではすごく魅力的な役だし、私はすごく良かったです」と言う。

 主演の千原ジュニアとは初共演で、迫力に「圧倒されました」。接近しての演技場面も多く「リハーサルから(本番まで)どんどん近くなる。絶対、目をそらさない。ほかの俳優さんにはない距離感で、そこが魅力かなと、思いました」と振り返った。

 ただし、目ヂカラは相当だったようで「演技じゃなくて、本気でにらまれたら、怖いですよね。演技だからいいけど、超こわかった!」とコメントした。

 究極の悪女役で、千原ジュニアとの“接近戦”も終え、笛木は「見ている方は『すごい悪い女だな』と思うでしょうが、『こういう女性もいるから気をつけた方がいいよ』って、分かってもらえるのではないでしょうか」と、ちゃめっ気をまじえて話していた。

 同シリーズは千原ジュニアの主演で、10年からシリーズ化されており、これまで13作を放送。平均視聴率は8・3%と、昼間の時間帯ながら高視聴率をマークしている人気ドラマ。

 第15作は、小芝風花が謎の女にふんする「ニンベンの女」(同1月13日午後3時=関西ローカル)がすでに発表されている。