女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の18日放送第67話の平均視聴率が20・6%(関東地区)だったことが19日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第3話の22・3%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。

 葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 第67話は、団吾(波岡一喜)の出演のおかげで風鳥亭は連日大繁盛となっていた。そんな中、出演していた曲芸師の佐助(湯浅崇)が芸の最中にケガを負う。収入がストップするため、佐助の妻・富(宮嶋麻衣) が藤吉(松坂桃李)に金を貸してほしいと懇願。しかし藤吉は、寺ギン(矢野大樹)お抱えの芸人に勝手に金を貸せないと断る。一方、伊能(高橋一生)は大阪郊外に娯楽施設を建設して宅地開発するという壮大な夢を藤吉に語る、という内容だった。