滝沢秀明(35)とV6三宅健(38)が19日、都内で、「滝沢歌舞伎2018」(東京・新橋演舞場で4月5日から、名古屋・御園座で6月上演)の取材会に出席した。20年の東京五輪に向けて、ショースタイル中心の構成に変え、外国人観光客にも分かりやすい演出を増やすことを明かした。

 滝沢は「今年は御園座で初めてやらせていただきますし、初めて滝沢歌舞伎を見られる方も多いと思います」と話した上で、「歌やダンス、大量の水、フライングなど、ジャニーズのエンターテインメントを詰め込んで、海外の方にも楽しめるショーにしたい。20年への第1歩となる18年にしたいです」と意気込んだ。3年連続の出演となる三宅も「歌とダンスは国境を超えられるものだと思う。追求していきたいです」と誓った。

 20年に向けたプランは以前から決まっていたが、開催中の平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)を見てさらに刺激を受けたという。特に、フィギュアスケート男子金メダルの羽生結弦(23)を絶賛。三宅は「命を削るようなパフォーマンスで、見終わった瞬間自然と涙が出た。自分たちも表現者としてあああるべきだなと思いました」。滝沢も「本当にハートが強い人だなと思いました」と振り返った。

 「滝沢歌舞伎」の企画・構成・総合演出を手がけるジャニー喜多川氏も同席。「滝沢もオリンピックに負けないくらい頑張ってる」とねぎらった。東京五輪期間中「Endless SHOCK」「少年たち」などジャニーズのステージが特別公演を上演する可能性について、「おもてなしですよ。皆さんを招待しないと」と前向きに語った。滝沢は「20年は日本が主役になる。日本ってすごいな、と思って帰ってもらいたい」と熱弁。日本のメダルラッシュにも後押しされ、来月から稽古に臨む。【横山慧】