覚せい剤取締法違反(使用)の罪に問われた、俳優浅野忠信(44)の父で所属事務所の元社長、佐藤幸久被告の判決公判が14日、東京地裁(大西恵美裁判長)で開かれ、懲役2年、執行猶予5年(求刑懲役2年)の判決が言い渡された。

 佐藤被告には00年と08年にも薬物の前科があるが、「10年間前科がなく、現時点での薬物依存度は低い。現在は治療を開始しており、監督のできる親族もいる」との理由で、執行猶予が認められた。

 佐藤被告は手を前に組み、うなずきながら判決を聞き届けた。