歌手前川清の長男でシンガー・ソングライター、紘毅(32)と演歌歌手徳永ゆうき(23)が31日、大阪市内でダブル主演映画「バケツと僕!」(石田和彦監督)の大阪での初日舞台あいさつを行った。

 「無敵のハンディキャップ」の著者、北島行徳氏の小説「バケツ」が原作。養護施設で働くことになった気弱な少年・神島と、「バケツ」と呼ばれる軽度の知的障害を持つ15歳の少年との友情を描く。

 神島役の紘毅は「大学のときは学校の先生になるのが夢だった。(今回の役柄は)特別支援学校の先生ですが、夢が1つかなった。知的障害者と過ごすことを学び、これからの人生で大きな財産になった気がします」と話した。

 映画をまだみていない父の前川は息子に「DVD(デー、ブイ・デー)をくれって。(発音が)デー、ブイ・デーですよ。もう70歳なんだな~」と打ち明けた。

 「オヤジはまだみていないんですよ。でも言ってくれたのは『間違いなく、おれよりはうまい』。いつも自分が日本の役者の中で一番へたくそと言っている」。

 父から「オレよりもうまくやっただんろな?」の問いかけには「セリフだけは覚えるように頑張った」と答えたという。

 紘毅は「ぼくら親子はあんまり役者に向いていないのかなという気持ちもありながら、続けている。でもこれからも続けていきたい。親子で『がっかりしないようにしような』って言い合っています」と笑顔で話した。

 バケツ役の徳永は「シンプルにむちゃくちゃ難しかった」と役作りの苦労を明かした。映画共演をきっかけに2人はユニット「ゆうきひろき」を結成。この日の舞台あいさつで主題歌「白い雲のように」を披露した。